2025/02/07 (更新日:2025/02/01)
子供の視力低下がツラい...その原因と対策について話します。
「うちの子、最近目が悪くなったみたい…」
お子さんの視力低下に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。特に、学校の黒板の文字が見えにくいという悩みは、お子さんの学習意欲を低下させ、親御さんの心配も募らせてしまいます。
今回は、子供の視力低下、特に”黒板の文字が見えにくい”という症状の原因と、その対策について詳しく解説していきます。
なぜ子供が黒板の文字が見えにくくなるのか?
子供の視力低下、特に「黒板の文字が見えにくい」という悩みの原因は様々ですが、ここでは代表的なものを詳しく解説していきます。
1. 近視の進行
近視は、近くのものがよく見える代わりに、遠くのものがぼやけて見える状態です。遺伝的な要素も大きいですが、長時間近くのものを見続けることが大きな原因の一つです。
スマートフォンやタブレットゲーム、読書など、近くのものに目を近づけて長時間過ごすことで、目が疲れてしまい、近視が進むことがあります。
2. 乱視
乱視は、目の形がラグビーボールのように歪んでいる状態です。そのため、どの距離でもピントが合いづらく、ぼやけて見えるのが特徴です。乱視は、近視や遠視と同時に起こることが多く、視力低下の一因となります。
3. 遠視
遠視は、近くのものがぼやけて見え、遠くのものの方がよく見える状態です。子供の場合は、目の調節力が高いので、ある程度までなら遠視でも日常生活に支障がないこともあります。
しかし、成長とともに調節力が低下すると、視力低下を感じやすくなります。
4. 眼精疲労
長時間のパソコンやスマートフォンを使用したり、睡眠不足が続いたりすると、目が疲れて視力低下を感じる場合があります。
眼精疲労は、一時的な視力低下を引き起こすことが多いですが、放置すると、視力低下が慢性化してしまう可能性もあります。
また、長時間のパソコンやスマホの使用は、子供の視力低下に大きく影響を与えています。
【日常トラブル】子供の視力低下がもたらす影響とは?
子供の視力低下は、単に「目が悪い」というだけでなく、子どもたちの成長に様々な悪影響を及ぼします。
日常的な事例を挙げながらお話していきます。
1. 学力に影響を及ぼし、勉強が楽しくなくなる可能性が
「黒板の文字が見えにくい」という悩みは、お子さんの学習意欲を大きく下げてしまいます。
授業中に先生の話を聞き漏らしてしまうと、内容が理解できず、どんどん勉強がわからなくなり、自信を失ってしまう可能性があります。
板書が上手く見えないことで、授業が分からなくなる。
さらにその結果として、宿題やテストで良い点数が取れない。
この負のループによって、勉強に対するモチベーションが下がり、「どうせ自分にはできない」という気持ちが芽生えてしまうかもしれません。
2. 社会性への影響を生じ、友達との関係がぎくしゃくするかもしれない
視力低下は、お子さんの社会性を育む上でも大きな障害となります。
例えば、体育の授業でボールを追いかけるのが苦手になったり、友達と遊ぶときに目が合いにくくなったりすることで、自信をなくし、積極性を失ってしまうことがあります。
また、視力の問題を抱えていることを友達に隠そうとして、心の内に閉じこもってしまう子もいます。
3. 心理的な影響も。自己肯定感が下がることも
視力低下は、お子さんの自己肯定感を大きく下げる可能性があります。
眼鏡をかけたり、コンタクトレンズを装着したりすることが、コンプレックスに繋がってしまうことがあります。
「みんなと同じように在りたいのに、自分は違う」という思いから、自信をなくし、いつも不安な気持ちを抱えてしまうかもしれません。
小さなお子さんでもできる!視力低下を防ぐための毎日の4つの習慣!
視力低下を防ぐためには、日ごろからの生活習慣がとても大切です。今回は、小学生のお子さんでも実践しやすい、視力低下予防のための具体的な方法をいくつかご紹介します。
1. 「20-20-20ルール」を実践しよう!
20-20-20ルールとは、20分間近くのものを見つめ続けたら、20フィート(約6メートル)離れたところにあるものを20秒間見る、というシンプルなルールです。これは米国眼科学会議が推奨しているものです。
おススメのタイミングとしては2つ。
1つは、ゲームや勉強の合間に行いましょう。
集中してタブレットや本を見ている時、意識して遠くの景色を見上げる習慣をつけましょう。窓の外の木々や、遠くの建物などを眺めるだけでも効果があります。
もう1つは、休憩時間に実践すると良いです。
学校の休み時間や、自宅で勉強の合間に、窓の外を見て遠くの景色を眺める時間を作りましょう。
2. 読書や勉強の環境を整えよう!
読書や勉強をする環境も、視力に大きく影響します。
ここでのポイントを3つにまとめました。
①照明を明るく
薄暗い場所で読書や勉強をするのはやめましょう。十分な明るさの中で、文字をくっきりと見ることが大切です。
②正しい姿勢を保つ
猫背になると、目と本の距離が近くなり、目に負担がかかります。背もたれに寄りかからず、机に肘をつかないように、正しい姿勢を心がけましょう。
③本との距離を保つ
本を読む際は、本と目の距離を30~40cmほど離しましょう。
3. バランスの取れた食事を心がけよう!
視力に良い栄養素を積極的に摂りましょう。
おススメするのは、ビタミンA、ビタミンC、ブルーベリーです。
ビタミンA・・・カボチャ、ニンジン、ほうれん草など、緑黄色野菜に多く含まれています。
ビタミンC・・・レモン、オレンジ、イチゴなど、柑橘類に多く含まれています。
ブルーベリー・・・ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、目の疲れを軽減する効果が期待できます。
4. 外で遊ぶ時間を増やそう!
自然光を浴びることは、目の健康に良い影響を与えます。
公園で友達と遊ぶなど、屋外で体を動かす時間を増やしましょう。また、家族で近所を散歩するのもおすすめです。
学校でできることとしては、体育の時間がおススメ。学校の体育の時間には、積極的に参加しましょう。
また、視力に異常を感じたら、早めに眼科医を受診しましょう。専門医による適切な検査を受けることで、早期発見・早期治療につながります。
姿勢改善で集中力アップ!トムソン整体の効果
視力低下の一因として、姿勢の悪さも考えられます。
猫背など、姿勢が悪いと、脳への血流が悪くなり、集中力が低下してしまうだけでなく、呼吸が浅くなりリラックスできず、イライラしやすくなることもあります。
そこでおすすめなのが、トムソン整体です。
トムソン整体とは
専用のドロップテーブルを使用し、骨盤や背骨の歪みを優しく矯正する手技療法です。痛みも少なく、お子様にも安心して受けていただけます。
トムソン整体の効果
①姿勢の改善
骨盤を起こして反り腰を改善、骨格のバランスを整えます。
②神経伝達の向上
集中力や学習効率のアップが期待できます。
③身体の緊張がほぐれ、リラックス効果が得られます。
姿勢改善がもたらす効果には、視力低下予防だけでなく、集中力アップや学習効率アップも期待できます。脳への血流が改善されるからです。
まとめ~視力低下を放っておかないことが大事~
子供の視力低下は、放置すると様々な問題を引き起こす可能性があります。早期に適切な対策を行うことが大切です。
お子さんの視力低下に気づいたら、一人で悩まずに眼科医に相談しましょう。早めの治療と、生活習慣の見直しによって、視力低下を予防し、お子さんの健やかな成長をサポートすることができます。
「それでも改善できない…」という場合はぜひ我々にご相談ください。
最後までみていただき、ありがとうございました。